大人になるとなぜか口周りにできやすくなる白ニキビ。 これは、まだ炎症を起こす前の“ニキビの初期段階”で、毛穴に古い角質や皮脂が詰まっている状態です。痛みやかゆみはほとんどありませんが、メイク映えがよくない上に、数が増えると不潔な印象を与えてしまうことも…。
ここでは、そんな白ニキビができる原因と予防対策についてまとめています。
口周りにできる白ニキビの原因とは?
口周りの白ニキビはなぜできるのでしょうか? その原因を知ることが、白ニキビを正しくケアするための第一歩です。
胃腸の不調
胃や腸が荒れていると消化不良が起こり、体内の老廃物がスムーズに排出されなくなります。
残った老廃物は血液に混ざり、全身を巡って顔のお肌にも悪影響を与え、白ニキビの原因となってしまうのです。ターンオーバーの乱れ
新陳代謝によってお肌が新しく生まれ変わることを「ターンオーバー」といいます。
私たちの皮膚の最下層で生まれた細胞は、新しい細胞に押し上げられるように表面へと移動します。表皮を刺激から守り潤いを保つ「角質層」としての役目を終えた後は、アカやフケとなって剥がれ落ちていくのです。
このターンオーバーのサイクルが乱れると、細胞が未成熟のまま角質層に成長するという事態が発生。お肌は本来の保湿力を発揮できずに乾燥し、それを補うための皮脂が過剰に分泌され、白ニキビができやすくなります。
ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、それぞれが分泌量のバランスを変えながら身体と心をコントロールしています。
このバランスが崩れてプロゲステロンが過剰に分泌されると、必要以上に皮脂の分泌を促してしまい、白ニキビができやすいお肌になるのです。
ストレス
過剰なストレスは、ターンオーバーやホルモンバランスの乱れを招きます。
うまく解消できずに精神的なダメージが蓄積されれば、体内では上記のようなことが起こり、白ニキビの発生に繋がります。
白ニキビは潰していいもの?
白ニキビはまだアクネ菌による炎症が起きていないため、毛穴に入った皮脂や古い角質などの汚れを取り除いてしまえばすぐに治ると言われています。
しかし、自分で潰して治そうとすることはおすすめできません。うまく潰さずに周辺の皮膚を傷めたり、手についていた細菌が毛穴に侵入して白ニキビを悪化させたりする可能性が高いからです。
白ニキビができたら、悪化させないよう周辺を清潔に保ち、自然に治るのを待ちましょう。
口周りにできる白ニキビを防ぐには?
口周りの嫌な白ニキビは、以下のようなちょっとした工夫で予防することができます。
胃腸に負担をかけない食事
胃腸が弱っていると、うまく消化できなかった食べ物が老廃物となって体内を巡り、白ニキビの原因になってしまいます。そんな状態の時に、暴飲暴食や脂っこい食事はもってのほか。
炭水化物はごはんから雑炊に、たんぱく源は肉類から白身魚に切り替えるなどして、普段から消化の良い食事を心がけてください。栄養バランスも重要ですが、消化不良の状態ではせっかくの栄養がきちんと吸収されません。
すでに不調を感じている人は、まず胃腸の負担軽減を第一に考えることが先決です。
やさしく洗顔
白ニキビの原因となるのは余分な皮脂や古い角質です。となれば、ゴシゴシと念入りに洗顔をしたくなるところですが、それはNG。強めに洗顔をすると必要な皮脂や角質まで洗い流してしまい、お肌が乾燥状態になってしまいます。すると皮脂はさらに分泌され、ますます白ニキビが発生しやすくなるのです。
そのため、顔を洗う際は洗顔料をたっぷりと泡立て、“手”ではなく“泡”で肌を洗うイメージで優しく洗顔しましょう。
すすぐときもゴシゴシせず、ぬるま湯でゆっくり泡を流すようにしてください。洗い残しがないようにすることもポイントです。そして、すすいだ後はタオルを優しくお肌に当てながら水を吸わせてくださいね。
たっぷり保湿
お肌の皮脂分が多いからといって、化粧水だけで簡単にスキンケアを済ませてしまうのは逆効果。乾燥は余計に皮脂を分泌させるため、白ニキビを発生させる原因になります。
やさしく洗顔した後は、化粧水でたっぷりと潤いを与え、乳液でしっかりフタをし、充分にお肌を保湿してください。特に乾燥が気になる人は、シートマスクや保湿クリームも使って集中的に保湿をしてあげましょう。
日常生活の改善
皮膚細胞の生まれ変わり=ターンオーバーに大きく影響を与えるのは睡眠です。 質の良い睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、ターンオーバーを正常化させると言われています。夜更かしをせず、“お肌のゴールデンタイム”と呼ばれる午後10時~午前2時の間はできるだけ睡眠を取りましょう。
また、たばこの吸い過ぎ、お酒の飲み過ぎといった生活習慣の乱れ、ビタミンB群の不足などもターンオーバーの正常化には良くありません。
乾燥対策を日ごろから意識する
秋から冬、そして春にかけては、空気が乾燥する季節。
夏と同じスキンケアをしていたらお肌がパリパリに乾いてしまう危険性も…。外出時はなるべく保湿を意識したスキンケアを行い、部屋の中では加湿器を使ってお肌の乾燥を防ぎましょう。
もちろん、夏でもエアコンの効いた部屋では乾燥対策をすることを忘れずに!
ストレスを溜めない
ストレスの蓄積は、お肌のターンオーバーやホルモンバランスが乱れる原因のひとつとなります。
仕事や人間関係でたまってしまったストレスは、スポーツやカラオケなどあなたの好きなことで解消して心穏やかな時間を過ごしましょう。
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