夏は海水浴にプール、キャンプ、野外フェスなど、アウトドアイベントが楽しい季節。気がつけば何時間も外で過ごしてしまって、お肌が日焼けでヒリヒリ…なんてことも珍しくありません。
そんな時、たかが日焼けと甘くみてしまうのは大問題。日焼け後のお肌というのは思った以上にダメージを受けているため、きちんとケアをしないでいると肌トラブルの原因となってしまうこともあるのです。
そこで今回は、日焼けで乾燥した肌の保湿ケアについて、詳しく解説していきます。
日焼け後に保湿ケアをする必要性
私たちの肌というのはターンオーバーと呼ばれる新陳代謝を繰り返しながら、新しい肌に生まれ変わっています。その周期は20代で約28日、30代が約40日、40代で約55日と言われていますが、日焼けをした肌は紫外線によるダメージを修復しようとして、ターンオーバーの周期を早めてしまうのです。
ターンオーバーの周期が短くなると正常な肌が作られにくくなります。、すると、メラニンがきちんと排出されなかったり、乾燥やかゆみ、シミ、そばかすといった肌トラブルを起こしたりしてしまうのです。ターンオーバーの周期を正常に戻すには肌に水分を与えることが大切なため、日焼け後にはとにかく保湿ケアをすることが必要というわけです。
また、紫外線は肌のハリを保つのに必要なコラーゲンを破壊してしまうため、たるみの原因になってしまうことも。日焼け後は、肌の再生に必要な栄養分を保湿によって補ってあげることが大切です。
保湿ケアをする前に大切なこと
気をつけていたはずなのに、うっかり日焼けをしてしまうことってありますよね。そんな時には、できるだけ早いうちに適切なケアをすることで肌へのダメージを軽減しましょう。
ポイントは「クールダウン」、「保湿」、「水分補給」の3ステップ。
日焼け後の肌というのは火傷をしたのと同じで炎症が起きていますから、まずはしっかりとクールダウンをすることが大切です。氷水で冷やした濡れタオルや保冷ジェルなどを使って、肌の火照りを抑えて炎症が進行するのを防ぎましょう。
肌が炎症した状態で化粧水などをつけてしまうと、刺激が強すぎて肌トラブルを招く原因となります。日焼け後の保湿ケアは、肌の火照りがしっかりと取れてから行うようにしましょう。
日焼け後の保湿ケア
日焼け後の保湿ケアでは、どのような点に気をつけたら良いのでしょうか。ポイントはできるだけ肌に刺激を与えないということ。紫外線のダメージを受けた肌というのはとても敏感になっていますので、美白系化粧水などは避けた方が無難です。
敏感肌用の化粧水や無添加化粧水など、肌に優しい低刺激のローションを多めに取り、手のひらで押さえるようにしながら肌になじませていきましょう。
コットンにたっぷり化粧水を含ませて、パックのように使用するのもおすすめです。ただし、コットンを使ったパッティングはダメージを受けた肌には刺激が強すぎるため、肌のコンディションが落ち着くまで避けた方が良いでしょう。
また、日焼け後は体内の水分も不足していますので、経口による水分補給をして内側から保湿をすることも忘れずに。
日焼け止めの選び方も工夫しよう
日焼けを予防するために塗った日焼け止めが、実は肌に大きなダメージを与えてしまうこともあります。特にもともと敏感肌の方の場合は、日焼け止め選びに工夫が必要です。
例えば、紫外線を皮膚に取込んで化学反応を起こし、熱に変えて外に放出する働きがある「紫外線吸収剤」の入っている日焼け止めは、白浮きがしにくく伸びが良いというメリットがある反面、肌を乾燥させてしまうため痒みなどの肌トラブルの原因となる場合があります。
肌が弱い方や敏感肌の方は紫外線吸収剤ではなく、紫外線を跳ね返す働きがある「紫外線散乱剤」が使われた日焼け止めを使うようにしましょう。
また、防腐剤や合成香料、合成着色料などの添加物が使用されているものも、肌への負担が大きくなりますので避けた方が無難です。
日焼け後のケアは自宅ケアだけでいい？
日焼け直後は冷やす、保湿、水分補給といったセルフケアを行うことで、肌の炎症を鎮めてあげることが大切ですが、コンディションが落ち着いたらエステに通って、ターンオーバーを整える角質ケアや、フェイシャルマッサージ、美白成分の導入などといったアフターケアをしてあげることもおすすめです。
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デトックスをしながら肌の潤いに欠かせないコラーゲンを効果的にチャージしたい方におすすめです。
日焼け後はできるだけ早く保湿ケアをしてあげることがポイント。ただし、例え日焼け後にしっかり保湿ケアをしても、日焼けそのものを「なかったこと」にできるわけではありませんので、まずは日焼けをしないための対策をきちんとしておくことも大切です。
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