まず、胸が垂れてしまう原因とは？
バストの垂れと聞いて、自分はまだまだ若いから大丈夫！と油断している方は要注意。胸が垂れてしまうのは、必ずしも加齢が原因とは限りませんよ。では、どのようなことでバストラインが崩れてしまうのか、主な原因を以下にまとめました。
ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンには2つの種類があって、女性らしい体型を作る働きがある「エストロゲン」と、乳腺を発達させる「プロゲステロン」と呼ばれるホルモンが、美しいバストを作っています。
ところが、不規則な生活やストレス、加齢など、何らかの原因によってホルモンバランスが乱れてしまうと、女性ホルモンの分泌が減ってしまいバストが垂れてしまうことも。
クーパー靭帯の損傷
女性の乳房の内部には、「クーパー靭帯」と呼ばれる組織が網目のように張り巡らされていて、皮膚や乳腺、脂肪、筋肉をつなぎバストを支えています。
このクーパー靭帯が何らかの原因によって伸びたり切れたりしてダメージを受けると、バストを支える力が失われてしまい、胸が垂れてしまうのです。
生活習慣
睡眠不足などの生活習慣の乱れはホルモンのバランスを崩してしまいます。寝不足が続いて女性ホルモンの分泌が減ってしまうと、バストラインにも変化が現れます。
下着のサイズが合わない
サイズの合わないブラジャーを使い続けていると、胸が押しつぶされて形が悪くなってしまいます。また、胸がしっかり支えられずにクーパー靭帯を痛めてしまったりする可能性もあるので気を付けましょう。
姿勢の悪さ
猫背の状態で生活をしていると、大胸筋をはじめとする胸周辺の筋肉が衰えてしまい、血液の流れが悪くなってしまいます。胸に十分な栄養が行き届かない、また血行不良によって冷えてしまうことで、バストのハリが失われてしまうことも。
バストアップのための運動を選ぶポイントは？
バストアップのために運動を取り入れる場合、どのようなエクササイズを選べば良いのでしょうか。大切なのはバストの土台となる「大胸筋」をはじめ、女性ホルモンや栄養素を胸に届ける役割を持つ「小胸筋」、猫背の解消に役立つ「広背筋」を中心に鍛える運動を選ぶこと。
胸を支える筋肉を鍛えながら姿勢の改善も同時に行うことで、効率よくバストアップを目指しましょう。また、筋肉を鍛えるためには持続することも大切です。いきなり難易度の高いトレーニングを選ぶのではなく、短い時間でも毎日続けられるものを選びましょう。
バストアップに効果的な運動
バストラインの変化が気になりだしたら、早めにケアをしてあげることが大切です。では、具体的にどのような運動を取り入れるのが良いのでしょうか。バストアップに効果的な6種類の運動をご紹介します。
フラダンス
フラダンスの動きは、大胸筋を効率よく鍛えるのにぴったりです。また、姿勢や骨盤の歪みを改善できるため、新陳代謝をアップして美しい胸の形を作るのに必要なホルモンバランスを整えてくれます。
バトミントン
腕を振る動作の多いバドミントンは、効率よく大胸筋を鍛えることができます。
水泳
バドミントンと同じく、腕を使った動きによって大胸筋を効率よく鍛えることができます。また、水の中でゆったりと泳ぐことで高いリラックス効果を得ることができ、自律神経を整えて美しい胸の形を作るのに必要なホルモンバランスを調整してくれる効果も期待できそうです。
弓道
弓道は常に正しい姿勢でいることが求められます。弓を引く動作によって大胸筋が鍛えられるだけでなく、背筋を鍛えることもできるためバストのたるみの原因となる猫背の改善にも効果的です。
筋トレ
大胸筋を効率よく鍛えるには、1kg程度のダンベルを使ったトレーニングや腕立て伏せなどの筋トレがおすすめです。
ヨガ
運動が苦手な方にオススメなのが、ゆったりとした動きでインナーマッスルを鍛えることができるヨガです。特に、高温多湿な環境で行うホットヨガなら、リンパの流れを改善したり、自律神経を整えて女性ホルモンを活性化したりする効果も。
また、バストを支える筋肉を鍛えることもでき、さらには姿勢の改善にもつながります。
バストアップを目指して運動する際の注意点
バストアップのためには適度な運動によって大胸筋や背筋を鍛えるのが効果的ですが、方法を間違えるとかえって胸が小さくなってしまったり、胸の筋肉を痛めてしまったりすることもあるため注意が必要です。バストが揺れる運動やノーブラでの運動は、クーパー靭帯が切れたり損傷したりする原因になりますので避けるようにしましょう。
バストのたるみが気になり始めたら、上記の内容を参考にした早めのケアでバストアップを目指しましょう！
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