病み上がりで体力が落ちていたり、ストレスが溜まっていたり、なんとなく胃の調子が悪い時ってありますよね？ 胃の調子が悪いと食欲も湧かず、ついつい食事を抜いてしまうなど、適当に考えてしまいしがちですが、そんな時こそいつも以上に食べるものに気をつけることが大切です。
そこで今回は、胃の調子が悪い時の食事について、負担の少ない食事やおすすめの調理法を詳しく解説していきます。
胃の調子が悪い時の食事はどうしたらいい？
食べ過ぎてしまったときや、病み上がりで体力が落ちているとき、ストレスが溜まっていて胃がキリキリ痛む時など、胃の調子が悪いときには食欲も減退してしまうことがあります。
しかし、食欲がないからといって食事を抜いてしまうと、必要な栄養が不足して免疫力が低下してしまったり、疲れが取れにくくなってしまったりと健康面にもさまざまな影響が出てしまうこともあるので注意が必要です。
では、実際に胃の調子が悪いときには、どのような食事が理想的なのでしょうか。胃に負担をかけない食事のポイントを具体的に見て行きましょう。
消化の良いものを食べる
胃の調子が悪い時の食事の基本は、とにかく「消化に良いものを食べる」ということ。
例えば、胃の調子が悪くてもエネルギーの元になる炭水化物は必要ですから、お粥や柔らかく煮たうどんなどから摂取するのが理想的で、胃の粘膜を回復するために必要なたんぱく質も、湯豆腐のように柔らかいものを選ぶのがおすすめです。
一度にたくさんの量を食べるのではなく、少量ずつ様子を見ながらよく噛んで食べるようにしましょう。
水分を摂取する
胃もたれなどが原因で調子が悪いときには、水分を摂取して過剰に分泌されている胃酸を薄めることも効果的です。
その際、冷たい水を一度にたくさん飲むと、かえって胃がびっくりしてしまいますので、必ず常温またはお白湯を少しずつ飲むようにしましょう。
脂っこいものは避ける
脂っこい食事は消化に時間がかかってしまったり、胃に負担がかかったりしてさらに胃もたれなどの不快な症状を悪化させてしまうことがあります。胃の調子が悪いときには脂っこい食事は避けるようにしましょう。
刺激物は食べない
夏バテなどのときには、香辛料のきいた食事が食欲を増進させる効果があると言われていますが、胃の調子が悪いときには唐辛子やコショウなどの香辛料は厳禁です。胃の調子が完全に回復するまで、刺激物は避けましょう。
消化が良い食事3つの条件
胃の調子が悪いときには、胃に負担の少ない食事を意識することが大切です。ポイントは「消化が良い」ということ。病み上がりや、食べ過ぎた後など、胃の調子がいまひとつのときにおすすめの食事について、詳しく説明していきます。
胃にとどまる時間が短い
食べたものが長く胃にとどまるほど、体への負担は大きくなります。
胃の調子が悪いときには、主食にはお粥や柔らかく煮込んだうどん、長芋のとろろなど、主菜には湯豆腐、茶碗蒸し、卵豆腐、副菜にはふろふき大根や温野菜というように、とにかく胃にとどまる時間が短い食事を選ぶようにしましょう。ヨーグルトやスープなどもおすすめです。
胃腸を荒らさない
香辛料やカフェイン、アルコール、酸味の強いもの、味付けの濃いものは、余計に胃を荒らす原因となってしまいます。胃の調子が悪いときにはこうしたものを避けましょう。
食物繊維が少ない
健康なときには意識して摂取したい食物繊維ですが、胃の調子が悪いときには消化しにくいため負担がかかってしまいます。調子が良くなるまでは、食物繊維の少ない食材を選ぶようにしましょう。
胃の調子が悪い時におすすめな調理方法
胃の調子が悪いときの食事は、使い食材に気を配ることはもちろん、調理方法を工夫することも必要です。では、実際にどのような調理法が適しているのでしょうか。胃への負担が少ない調理法について、具体的なポイントを詳しく見て行きましょう。
食材を細かく切って火を通す
食材を細かく切って火を通すことで、柔らかくなって消化がしやすくなります。胃の調子が悪いときには、いつもよりも切り方に工夫することが大切です。
柔らかく煮てスープやおかゆ状にする
胃への負担を軽減するのなら、できるだけ胃にとどまる時間が少なくなるように調理を工夫することも大切です。食材を柔らかく煮てスープ状やおかゆ状にすることで、消化がしやすくなるだけでなく水分も一緒に摂取することができます。
野菜は生でなく火を通す
健康なときには積極的に食べたい生野菜ですが、胃の調子が悪いときには胃への負担が大きくなってしまうことも。
野菜を摂取するときには、煮たり茹でたりして火を通すのがおすすめです。ただし、揚げ物や炒め物は油分が多くなってしまうため避けた方が良いでしょう。
「食べることは生きること」という言葉があるように、健康的な生活を送るためには健康的な食生活が何よりも大切なものです。胃の調子が悪い時には、ぜひ上記の内容を参考にして、負担の少ない食事を心がけましょう。
▼こちらの記事を読んだ方におすすめの記事はこちら
ストレスが原因のときの発散法についてはこちら！ルキナオリジナルのコラーゲンBeautyメソッドでお肌の悩みを解消していきましょう
